spreads はソフトコロイド・ソフトダンベルモデルに基づいた ジブロックコポリマー、ホモポリマーの Brownian ダイナミクス シミュレータである。大幅な粗視化を行ったモデルを用いているため 少ない計算コストでシミュレーションが可能である。
0.1.3
GPL 2
spreads は Linux 上で開発・テストを行っており、コンパイルおよび実 行はUNIX/Linux 環境を前提としている。現時点では Microsoft Windows (Borland C++ Builder, Microsoft Visual C++ 等) はサポー トしていないため、Microsoft Windows 上でコンパイル・実行する場合 はCygwin (http://www.cygwin.com/)を使用して UNIX 互換環境を構築するこ とを推奨する。(spreads は ANSI C で記述されているため、Microsoft Windows 上でネイティブに動作するバイナリを作成することは不可能で はない。サポートしていないのは Microsoft Windows のための Makefile や configure スクリプトを別途用意するのが面倒なためであ る。)
spreads は ANSI C で記述されている。コンパイルには ANSI C コンパイラ および make が必要である。 また、spreads は Lua, zlib を使用しているので、コンパイルには これらのライブラリが必要である。これらがシステムにインストール されていなければ spreads のコンパイルの前にインストールすること。
spreads は autoconf/automake を使用しているため、必要なライブラリさえ インストールされていれば後は多くのフリーソフトウェアと 同様にコンパイル・インストールできる。
$ zcat spreads-0.1.3.tar.gz | tar xvf - $ cd spreads-0.1.3 $ ./configure $ make $ su # make install
GNU tar を使っている場合は zcat spreads-0.1.3.tar.gz | tar xvf -
の代わりに tar zxvf spreads-0.1.3.tar.gz
としてもよい。